開業後3年半が経過して

富山県高岡市のBS歯科富山 インプラントオフィスでは居抜き開業以来、この7月で丸3年半が経過しました。

BS歯科富山では、保険診療を行いつつも、基本的には大事な箇所は部分的にでも良質な医療を受けたいという方が多く来院されています。

歯科医の方がこのブログを読んでいるとしたら、おそらく自由診療中心で羨ましい、そうした診療システムを構築したいと感じている歯科医の方が多くいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際のところは、保険診療でやるせよ、自由診療のみでやるにせよ、収益はそれほど変わりません。

保険診療で治療を行っているクオリティで自由診療を行う場合はこの限りではありませんが。。

歯科医業は、典型的な労働集約型の職業です。

保険診療で毎日30人の患者さんを診療するわけにはいきませんから、患者さん一人当たりの治療費単価は上がりますが、時間にして一人につき1時間から2時間。一日で診れる患者数は5,6名が限度です。

そして、インプラントが絡んだシビアなケースがほとんどですから、当然簡単にはいきません。

自由診療だけに特化して、楽できるというわけにはいかないのです。

結果、この3年半で、診療開始した頃に比較して新患数は3分の1になりましたが、年間の総売り上げは2割ほど増加しました。

この勢いに乗って、どんどんクリニックの規模を大きくするぞ!

と意気込みたいところですが、クオリティを一定に維持するには、絶対数が決まってしまい、ある一定以上は診れないのが難しい。。

ちなみに1ヶ月ほど先のアポイントまで、すでにほぼ埋まっています。

ただ自由診療を中心にしてよかったと思うのは、コンサルテーションや治療に十分な時間をかけられること、得意な分野に集中できるので、仕事が本当に楽しく充実した毎日を過ごせていることです。

自分にしかできないこと、得意なこと、やりたいこと、それが患者さんのニーズにも一致している。

こんな幸せなことはないなぁと。

これは本当に有り難いことですね。